世界有数観光都市の負の遺産!バンコク交通渋滞の諸悪の根源とは
世界有数観光都市の負の遺産!バンコク交通渋滞の諸悪の根源とは
世界的に見ても有数の観光立国タイの首都であるバンコクで暮らしている日本人の方は実に大勢いると思いますが遠い昔からバンコクの風物詩ともいえる交通渋滞で大きな被害を被ったって方は観光客を中心にそれほどいないのではないかと勝手に思っています。
もしあるとすれば大事な仕事の用事で仕事先までタクシーで向かったものの大渋滞で時間に間に合わないかもしれないと冷や汗をかいたとか、国際線搭乗のため空港までタクシーで向かった結果、やはり大渋滞で搭乗予定の飛行機に間に合わなかった場合、高価な航空券を買い直さなければいけないと肝を冷やしたとか等ではないでしょうか?
ではなぜバンコクはこれほどまでに深刻な大渋滞を引き起こす状態になっているのでしょうか?
『そりゃー車もバイクもものすごい数走ってるからねー。』
ごもっとも!当然のように車やバイクの台数が圧倒的に多いからだというのは容易に想像できます。
ですがバンコクの大渋滞にはそれと同時に交通システムの問題が絡んできます。しかも大きく!
バンコクの場合、日本のような各交通信号が連携してシステマチックに切り替わる自動信号システムではありません。
バンコクの信号機のあるすべての各交差点には交通交番があります、、、が多くの場合、ガラスに真っ黒な日除け用のスモークシールドを張っているのでそれが交通交番であることを気付いていない方も多いのではないのでしょうか?
その交通交番の中におまわりさんがいて交通状況を目視で確認して手動で信号を切り替えるということが日々行われています。
各交差点の交通交番のおまわりさんの裁量によって信号が変えられるので渋滞状況や交通量によってその都度、タイミングや周期、頻度が違ってくるので利用者からするとこの信号は一体いつになったら変わるのだろう?何分待たされるのだろう?という疑問が生じてきます。
そのためにバイクや歩行者は物理的に行ける時に行ってしまおうとなるわけです。
仮に大事な用事がある人が正直に10分信号待ちをして青信号になった途端、その後用事に間に合わせるために慌てて交通事故に遭遇する可能性があるとしたら精神衛生上バンコクの場合、一部の交通違反は必要悪であるのかもしれません。
スクンビット界隈でいうとアソーク交差点は典型的な大渋滞の交差点で、それまで時計回りに順番に信号が変わっていたのに突然、反時計回りに信号が変わりものすごく不公平感が募るとか、240秒のカウントダウン式の赤信号が0になった途端、赤信号のままカウントダウンの数字がなくなり、それまでのカウントダウンがなかったかのように引き続き赤信号が続くことなども平気であります。
小さな交差点ではここのおまわりさん、寝てるのかな?YouTubeでも観てるのかな?っていうくらい理不尽に何分も変わらない信号もあります。
以前にタイでも日本の技術による交通信号システムに切り替えるとのうわさ話を聞いたことがありますが、バンコクに5万といる交通警察官を削減することは政治的な理由で簡単に出来ることではないんでしょうね。
物流の停滞は経済の停滞にも繋がると言われていますので可能であれば少ない方がいいんですけどね。
それでは皆さん、あくまでも自己責任の範疇で快適なバンコクライフをお過ごしください。
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